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    トム・リプリー シリーズ

    • 2010.12.26 Sunday
    • 18:26
    トム・リプリーの一連の物語(「The Ripliad」と通称されてる)、映画も日本版DVDがいつのまにか出そろってたので一覧してみた。

    原作小説

    太陽がいっぱい」または「リプリー」 原題:The Talented Mr. Ripley (1955)

    贋作
    原題:Ripley Under Ground (1970)

    アメリカの友人
    原題:Ripley's Game (1974)

    リプリーをまねた少年
    原題:The Boy Who Followed Ripley (1980)

    死者と踊るリプリー
    原題:Ripley Under Water (1991)


    「贋作」「アメリカの友人」「リプリーをまねた少年」は短いスパンで続けて書かれているものの、第一作と「死者と踊るリプリー」はそれぞれ十年以上のブランクで書かれている。現実は36年経っているが、作中では20年ほどではないかと思う。「リプリーをまねた少年」にルー・リードの「トランスフォーマー」(1972)を聞いている描写が出てくる。
    第一作でトムは20代前半の若者なので、「リプリーをまねた少年」では40代だろう。

    映画化

    The Talented Mr. Ripleyから

    太陽がいっぱい
    原題:Plein Soleil, Purple Noon (1960)

    リプリー
    原題:The Talented Mr. Ripley (1999)

    Ripley Under Groundから

    リプリー 暴かれた贋作
    原題:Ripley Under Ground (2005)

    Ripley's Gameから

    アメリカの友人
    原題:Der Amerikanische Freund (1977)

    リプリーズ・ゲーム
    原題:Ripley's Game



    映画はトムのキャラクター描写がどれも驚くほどてんでばらばらで、映画と映画の間のつながりはほぼない。
    唯一、原作に忠実であることを念頭に作られたミンゲラの「リプリー」と、原作者のハイスミスが直接原作を提供したヴェンダースの「アメリカの友人」が近しい関係にあるかもしれない。

    「アラビアのロレンス」完全版ニュープリント、見てきた

    • 2009.01.09 Friday
    • 18:35
    「アラビアのロレンス」完全版ニュープリントバージョンを見てきたよ。

    ついこのあいだDVDで見返したばかりだったので、割と細かいところまで目が行きました。
    当然本編は傑作中の傑作。で、
    ニュープリントということで映像の美しさ精細さに目を見はるものが。
    (まあ最近のデジタルで緻密な映像を見慣れてるとアラにも気づくけど)
    劇場の大画面で見ると広大な砂漠の絵が素晴らしい。
    ていうか家のテレビではよく見えてなかったことがわかった。
    (DVDの解像度ではつらいようです)
    大画面で見てよかったなあ!という感じでした。


    19時から(終わるの23時)の最終回に行ったので、最後の方で
    いびきかいて寝てるおじさんがいました。迷惑ですね。。。まあいいですけどね。

    不満点は、劇場の音響で聞くと音声ミックスがいまいち。
    現在公開されているバージョンの音声は、
    完全版公開時にセリフを再録音してるそうなんですが、
    ミックスが不自然で継ぎ目がわかっちゃうんだよなあ
    今の技術だと修復できてしまう気がするので、コロムビアには
    そのくらい気合い見せてほしかった。。。
    むしろオリジナル音声で修復とか。。。


    お話は何度も見てるので別に感想なし。
    後ろに座ってた人が「これって本当の話?」みたいな
    分かりやすくて素直な疑問を話していたとか、
    若い男の子二人連れが「名前しか知らなかった。なんかよくわからなかった」
    みたいな話をしてたとか、
    ドナテロウズのクレープおいしかったとか、
    そんなランダムな感想。

    一回見ただけでは話がよくわからない、というのは同感です。
    背景とか説明されないと、そもそも日本人は
    「第一次世界大戦がいつだったか」レベルから心もとないからね…
    「メッカってどこ?」とか…


    あ、あと
    改めて見るとあのデラアの暴行シーンって
    けっこういやらしいね…


    パンフレットは買いませんでしたが、募金して絵葉書もらいました。
    らくだのぬいぐるみを、よっぽど買おうかと思ったんですが、
    なんかファミレスでおもちゃがほしくなる子供と同じ心理のような気がしてやめました。
    ああでもらくだほしいなあ…
    劇中も目がらくだに釘付けですよ
    らくだ、にまにましてるし…

    JUGEMテーマ:映画


    ハイスミス原作の「リプリー」映画5作についての整理

    • 2008.09.14 Sunday
    • 16:05
    情報源はimdbと日本語・英語のWikipediaです。

    ■映画の製作年順
    太陽がいっぱい
    Plein Soleil | Purple Noon / 1960年 / IMDB / 原作「リプリー」The Talented Mr. Ripley

    アメリカの友人
    Der Amerikanische Freund | The American Friend / 1977年 / IMDB / 原作「アメリカの友人」Ripley's Game

    リプリー
    The Talented Mr. Ripley / 1999年 / IMDB / 原作「リプリー」The Talented Mr. Ripley

    リプリーズ・ゲーム
    Ripley's Game / 2002年 / IMDB / 原作「アメリカの友人」Ripley's Game

    「Ripley Under Ground」
    Ripley Under Ground / 2005年 / IMDB" / 原作「贋作」Ripley Under Ground

    ■原作の書かれた順
    「太陽がいっぱい」・「リプリー」→「Ripley Under Ground」→「アメリカの友人」・「リプリーズ・ゲーム」


    長らく「お蔵入り」になっていた、「Ripley Under Ground」(仮題「White On White」)は、ヨーロッパでDVDとして出てるようです。
    それだけではなく、何と「リプリー」と「リプリーズ・ゲーム」とあわせた三本組のRipley Collectionというのまで出てるようです。
    「リプリーズ・ゲーム」もいつの間にか日本版が出てた。

    「Ripley Under Ground」でトム・リプリーを演じているのはBarry Pepper
    まだ見てないので出来は知りません。
    「太陽がいっぱい」のアラン・ドロン、「アメリカの友人」のデニス・ホッパー、「リプリー」のマット・デイモン、「リプリーズ・ゲーム」のジョン・マルコヴィッチ、といつも外見も雰囲気もまったく違う人々が、一応にも一人のキャラクターを演じてることになります。バリー・ペッパーはどんなんか解らん。

    私のトム・リプリー観(…)ではデニス・ホッパーのが一番近いです。顔が。
    マルコヴィッチのは多分ハイスミスが生きてたら怒っただろうなと思われる、完全にサイコパスの方向にいっちゃってるトムでした。
    逆にミンゲラ監督とマット・デイモンのトムは、かなりセンチメンタルな性格。原作ではもうちょっとちゃっかりというか、ドライなとこがあります。
    アラン・ドロンはそもそもまったくの別人。映画自体、肝心のラストが違い、それによって物語の意味がまったく逆になっています。一番カッコいいのはドロンでしょうが…

    ストーリーや設定面での原作への忠実度は「リプリー」が一番高いですが、最後にトムの良心に訴えかけるような人物が出てきてしまうところが痛い改変。
    「リプリーズ・ゲーム」は舞台が現代になっちゃってるので完全にパラレル。
    「アメリカの友人」はドイツ映画として作られてる以外はおおむね忠実。

    まとめでした。。

    The Authority

    • 2008.03.09 Sunday
    • 22:31
    やっと読み終わった…。。英語の台詞ちゃんと読むの時間かかりますね。。思った以上に。

    というわけで先週からずっとThe Authorityのシリーズを読んでいます。
    DCの系列のWildStormというレーベルから出てるスーパーヒーローシリーズ。
    主人公チームは壊滅した国連管理の超人部隊の生き残りが中心という設定で始まり、いかなる既存権力の干渉も受けない絶対的権威として活動するという趣旨で結成。軌道上に浮かぶ「キャリアー」と呼ばれるオーバーテクノロジーな船を拠点に、異次元からの侵略者、某国の独裁者から合衆国政府まで、あらゆる地球人類の脅威と戦う、という話。
    スタメンは百年生きてる女の子、はだしの都市妖精、ナノテク科学者娘、チベットの羽根娘、ジャンキーのシャーマン、マスクにレザーのバットマン風、白いジャンプスーツのソーラーパワー超人。

    読んだ結論から言うと世間の評価通り最初のシリーズが一番面白かった。
    まあそうでなければ続きが出ない訳で、当然か。
    最初の12話はキャラクターを作った人が話を書いているので描写もぶれないし、絵もとても綺麗。いわゆるアメコミっぽい黒の塗りつぶしとビビッドカラーの絵じゃないが。
    絵に関しては私はスーパーヒーローもののアメコミはほとんど読んだ事ないので比較が難しい(ファンタジーやミステリーのグラフィックノベルは結構読んでいる気がしますがメインストリームのスーパーヒーローものは正直X-MENやスポーンが大流行りした時期にチラチラ見た事があるくらい。)。
    規模の大きい話が多く、12話の最後の4話は神(創造主)を殺す話という、極まってしまった感じの展開。

    制作チームが全交代して始まった2期目は、描写が1期にまして暴力的で、現実の某国や某国を想定した状況の悪役が出てきて(1期もそうだけど)レイプ、大量虐殺など何でもありの非常に現実的な話。
    それで、悪の黒幕は合衆国政府、という話をやっている間に、たまたま9.11が起きてしまい、かなりの中断、検閲があったよう。
    結局ごたごたしたまま終わり、ミニシリーズを挟んで間を置いてから、リセットした感じの新シリーズが始まったらしい。
    その始まった新シリーズでは、チームが合衆国政府を乗っ取って大統領になってしまうという設定なんだけどね。。これは流石に笑った。。
    まあ、全体的にはより過激なプロットを求めるあまり転がり落ちてゆく感じなんですが。ただそれでも面白いと言えば面白い。


    大体、シリーズ全体の狙いは、文字通りのスーパーヒーローを描写することに過ぎない。どういう存在がスーパーヒーローなのかを描いているだけ。つまり、実際にいてほしいと思うスーパーヒーローは、もちろん異世界からの侵略から地球を守ったりモンスターを退治したりはするが、それと同時に、東南アジアの独裁者を引きずり出して民衆に渡したり、難民を収容したり、合衆国政府やG7を脅迫したり、チベットを解放したり、といったことをする存在だと。
    「時代が求めるヒーロー像の再定義」とかそんな感じ。
    個別のパーソナリティも、オランダ人でシャーマンの「ドクター」はジャンキーでアムスをうろつくのが趣味、可愛いヒスパニックのナノテク科学者「エンジニア」はスウィンガーでパーティ好き、都市を意のままに操れる「都市の王」ジャックは女好きで口が悪い、など普通に普通以下の描かれ方をしている(特にドクター)
    羽根の生えたアジアンな「スウィフト」はフェミニストでベジタリアンでチベット仏教徒、頭に戦闘用コンピュータを埋め込まれた口の悪い黒ずくめマスク男「ミッドナイター」は、太陽のエネルギーでほぼ無敵な筋肉隆々の大男「アポロ」とカップル(シリーズで唯一ロマンティックな関係)、などマイノリティ設定も多い。特にスーパーヒーローがチーム内でゲイカップルなのは、その二人のモデルというかアーキタイプがバットマンとスーパーマンであることが明確な以上、読み手の意識ももうそうなんじゃないかという事を暗にでもない形で描いている気がする。
    そもそも「バットマンはゲイ」という話が出たのはもう半世紀前のことで
    (参照:http://en.wikipedia.org/wiki/Batman#Homosexual_interpretations)
    もう別に「ヒーローがゲイだとなにか都合が悪いか」という議論に移ってもいいだろう、という観点から、ステレオタイプなヒーロー像に近いキャラクターがカップルという設定になったのではないかと、思うのでした。
    まあ、話が常に合衆国政府その他をけなす内容なので、保守派の人はそもそも読むに耐えないだろう。と思う。
    「正義」という言葉も決して出て来ないし。追い求めているのは「正義」ではなく、「より良い世界」あるいは「少しはマシな世界」ということになっている。「より良い世界(A finer world)」という表現がよく出てくる。The Authorityはあらゆる既存の権威から切り離された自分たちを「より高次の権威」The Higher Authorityと定義し、自分たちが正しいと考えることを実行する、というスタンスで、もちろんできる限り人を救うことを優先するものの、悪人でも決して殺さないといったようなスーパーマン的正義感からは大きく逸れて、必要ならば一般人を巻添えにする判断もためらわない。主人公達は基本的に全員地球人(エイリアンに改造された奴、マッドサイエンティストに改造された奴、不思議な一族の出、世紀の精神の生まれ変わり、など背景は色々)で精神的には常人なので、基本的に善人という前提もないし。


    結論としては、現代に普通にスーパーヒーローを定義したらこうなるだろうな、と納得するような作品だった。
    ちなみにまだ続いていますが、後になればなるほどくだらなくなるのは仕方ない。DCの傘下でもDCユニバースには属さないからと安心してたらキャプテンアトムとのクロスオーバーがあったりするし(そして大変なことに)。

    JUGEMテーマ:漫画/アニメ


    アカデミー賞ノミネート発表なんて普段関係ないのに

    • 2008.01.26 Saturday
    • 15:54
    The Framesのグレン・ハンサードが主演した「Once」が
    アカデミー賞の主題歌部門でノミネートされました。
    曲聞けますのでぜひ…↓
    http://www.foxsearchlight.com/once/

    有名サイト「Rotten Tomato」の年間ベストも二部門で受賞したり
    まさに全米大ヒットの勢い。
    あるんだなあこういうこと…
    バンド活動はどうなってしまうのか?本人はもう映画やる気はないみたいですが

    ところでアカデミー賞の主題歌賞って、ノミネートされると授賞式で歌ったりするんだっけ?そんなことにはならないと信じてる。。。そんなグレンさん微妙に見たくない。。


    映画、見たけど、まあ、映画そのものとしては、私はそんなに…
    でも音楽は良かったです。音楽映画なんだから音楽さえ良ければいいよな。。
    最近は伝記的音楽映画がいっぱい出て、今年もまたなんかイアン・カーティスの映画とかあるみたいですが、結局役者がミュージシャンを演じるより、ミュージシャンが役者の真似事をするほうが、なんぼかましであるということではないかと思います。まる。


    JUGEMテーマ:映画


    ドラゴンランス

    • 2008.01.09 Wednesday
    • 01:19
    ドラゴンランスが完結編なんですよー。
    と「魂の戦争」シリーズの最終巻を読みました。
    中学生の頃から読んでいるので感慨に…浸りたいような気もするよ。。

    ドラゴンランスというのはアメリカンな(他にどう言えばいいのだ。ファンタジーだからか単語の綴りは殆どUKだが)ファンタジー小説のシリーズ。
    出自はともかく、最終的には良く出来たエピックファンタジーという感じになりました。
    それもこれもワイスの、魔術師レイストリンへの愛情が原動力かと思います。
    愛がなければ出来ない間抜け描写の数々に、読者も同じようにレイストリンを愛してしまうの。
    まあ、徹底的にアンチヒーローというか、
    狡猾で陰湿で皮肉屋で妬み屋で嘘つきでひねくれ者で小狡くて野心家で残忍で冷酷な人物なので、嫌いな人も多いと思うけど。
    ある意味、ファンタジー小説だから成り立つんだろう。現代を舞台にすると、こういう「嫌な奴」は身近にいたらと想像して嫌われるだろうが、ドラゴンランスの場合、非常に非日常的なファンタジーなので、レイストリンの性格も許容範囲のような錯覚を起こすんだろう。


    メタルとドラゴンランスには切っても切れないつながりがあると私は思う…
    ドラゴンランスの世界観をモチーフに曲を作ったブラック/ゴシック/その他メタルバンドをいくつか知ってる…かのBlind Gurdianは言うに及ばず(まああのバンドは…)ついついNightwishとか。
    ドラゴンランスの悪の神の名前をバンド名にしちゃったバンドのアルバム持ってます。二回しか聞いてませんが。
    どういう偶然なんだか故意なのかわからないのですが、ドラゴンランスの世界では鋼は黄金より価値がある。メタル精神のような気がしてならない。
    まあ、そんな、ベッタベタにギークでオタクな世界。

    実は、ドラゴンランス、アメリカでアニメになることになったのです。
    なることになったというか、もうなったんですが、なんか21世紀のアニメにしてはやたらヴィンテージな出来で…80年代のテレビシリーズみたい、という評判。それはそれである意味すごいことだ…
    JUGEMテーマ:読書


    Once ダブリンの街角で / Ben X

    • 2007.10.24 Wednesday
    • 12:46
    東京国際映画祭で25日に上映されるonceというアイルランド映画が見たいのですが普通に仕事です。鬱。

    いや映画そのものは来月からロードショウ公開なので別にいいんだけど、ミニライブがあるそうなので行きたかった…
    主演はアイルランドのレディオヘッド(各国レディオヘッドコレクションno.7くらい)…とか言われてしまうような、正しい90'sロックバンド、The FramesのフロントマンGlen Hansardです。
    例によってdeusつながりで聞き始めたバンドですが(お互い知り合いで人的交流もある…)デウスとは似てない。
    もっと普通に良質なロックバンドという感じ。
    おそらく映画もそういう感じ。きっとヴィム・ヴェンダースが撮りたがったような映画だと思う。
    日本で大ヒットしないかな。したらframesが来日するかもしれない。
    アメリカでは結構当たってしまっていて、アカデミー賞音楽関係部門では有力候補らしいですよ。
    グレンの書く曲は割と一聴して「ああいいなあこれ!」というのが多いので、映画とかでイメージがうまく繋がればframesは大メジャーになったっておかしくないんだ。と思う。
    ロードショウにかかったら見に行きます。
    まあ、framesに関しては、好きだけど好きで好きで仕方がないというバンドではないので(曲が優等生すぎるので)ミニライブが見られなくてもそんなに悲しくはないですが、しかしじゃああのバンド知ってる人が東京にどれほどいて何人が見に行けるのかと思うと。
    まあ映画祭の客が見てふむふむしてりゃあいいのか。
    …もったいない!



    Ben Xはベルギー映画です。

    デウスのinclude me outが主題歌っぽく使われてて(この曲ピンで聞くとすっごい良い歌のようですが、アルバムの流れの中では自己憐憫/自己陶酔ソングにしか聞こえなくていまいちです。こういう形で使われて名曲であることがわかってよかったね。)こちらもアカデミー賞候補の候補…外国語部門の。。オランダ語です。
    スコアはpraga khan。
    映画がMMORPGを大々的にフィーチャーする時代になったのかと、しかもそれがベルギー映画、みたいな感慨にふけった。ArchLordつうタイトルですが、ハンゲームの…まあ普通のファンタジー世界観のオーソドックスなネトゲだと思う。エルフがlovelessネコミミで泣ける。。。
    別に悪役ではないんですが、お約束の「ゲームと現実の区別が…」的なあれはあるようなのでゲーマーの人はどう思うのか気になる。
    映画自体はどうなのか解りませんが、機会があったら見てみたい。

    重機人間ユンボル

    • 2007.05.06 Sunday
    • 01:11
    買って来て読んだよ。
    以下感想。当然ネタバレ。


    武井は絵が上手いなあ。でもユンボルではちょっと黒くなりすぎかも。題材が題材だけに、画面はもっとシンプルでもよかった気がする。正直今時メカに凝っても仕方ない…
    キャラクターも濃いが世界も濃いが展開も濃い、と全てがこいくち。このシツコさが好きな人、でないとやっぱりついて行けないだろね。

    面白いか面白くないかは正直よくわからない。普通に全十巻くらいになってたら面白かっただろうな、と。多分打ち切り決まったのが6週目くらいではないかと思われるので…。話が割とよくまとまっていたのは素晴らしいと思いますが。


    主人公が中年で5歳児、何ともやるせない。
    しかも中年時はヒゲのアニキだ。そこから裸にオーバーオールの5歳児。

    ニッパの年ってほんとのニッパ(16…)だったんだ?むしろ28くらいに思ってたが
    流石ニート。

    ヒロインは鞭を振り回す姫。
    姫はかわいいが…可愛いが、何かこう、華やかさには欠ける…な。な。
    重機ごっことはまた。表紙でいろいろエクトプラズム状の何かが出てるのがいいです。


    ところで。
    漫画好きだからなのか、部分部分、オマージュというかどうなんだ、と思うようなものが。
    最初思ったのは「…FSS?」…バルが目覚めるシーンとかどことなくFSSの冒頭のよう。ま、他にどうやるってこともないので、これはこれでいいんだろうと思ったら。
    そのあとドカルトが自らをユンボルに(しかも作業は自分の作ったユンボルにやらせたくさい)…それはバランシェでは…。
    EMの数々も、何となくMH。それかHM。ドーリー(だろう)に載せて旅するイメージってまんまHM。いや、ま、それは、巨大ロボットものなんだから、他にどうにもならんだろうとも思ったが。
    でも頭にユンボルホーン…。クリスタルかと。

    あと、「一番最後がリーダー」は009(既に定番?)
    ニッパが「11人いる!」とか言うシーンもそうだけど、ジャンプ読者の年齢では解らないだろうなとおぼわしきネタを仕込むあたり、まあ、漫画好きなんでしょうね先生。

    キャラクターがすべて濃ゆくて立ってるのはおなじみですが、ユンボルたちは全員濃すぎ。ペチカとかかわいいですね。しゃべりがローマ字でマフラーがマフラー型…
    ところでクレンってドカルトがいくつの時の娘?そこ突っ込み足りない。頭からクレーンがはえてるクレン。
    バイスが唐突に萌えキャラになるのは何とも。おいおいお…という感じ。いいのんか。

    個人的にはニッパが相当萌える。無精ヒゲでロン毛/酒浸りのニート。メカフェチ。オレの(小さな)アニキがあこがれの人。働きたくねえ。飛び降りたら死ねるかな、な…。いいねえ。
    アニキは苦労人だからバル・クロウなのかと思うほど苦労してそうだ。

    全体的に言うと、打ち切りになったのは、勿体ないけど仕方ないですね…。いや、漫画としては面白いけど、読み解く能力が相当ないと普通足りないと思う。つうか、一言で言うと「むずかしい」。
    武井先生、ハイブロウにするのはいいんだけど、世界観が難しい。あと画面が濃くて読み流し週刊連載に向かない。読み込み型のオタク雑誌ならこれで十分いけると思うけど…。そろそろジャンプ無理なんじゃないかな…画のレベルから言っても。上手くなりすぎて困る、というのはこういうことなのか。
    これで行くならとっととカルト漫画家目指した方が早い気が。


    でも読んでない人は読んだらいいと思うよ。

    映画Crossing the Bridge

    • 2007.01.19 Friday
    • 01:27
    http://www.crossingthebridge.de/
    http://www.alcine-terran.com/crossingthebridge/
    三月日本公開、ときょうの夕刊(うちは毎日)にアレクサンデル・ハッケ(ノイバウテンのベーシスト)のインタビュー(…)といっしょに載ってた。写真がすごくアレな風体だったけど映画は面白そう。
    イスタンブルの音楽シーンのドキュメンタリーだそうで、日本でも去年ヨーロッパ音楽祭で上映されたみたいです。
    並んだ名前ではセゼン・アクスしか知らないけど。いやトルコポップスはね、タルカンが好き(おいおい…) いえ冗談抜きに一時期はまりかけてたことも…元々ユーロヴィジョンに出てる人を知ってたり、ポップスが好き(どうでもいいがベルギーではZita Swoonはユーロヴィジョンに出たらいけるんじゃないかという説があるが、それだけはやめて欲しい。いくらなんでも。)
    で映画はポップスよりももっとローカルなシーンを、ハッケさんを軸にして追うみたい。
    トルコにいった時にお土産になにかCDを買おうかなとも思ったのですが結局買わなかった。イスタンブールにまた行きたい。私がトルコに行った2年前と今では、トルコのEU加盟の可能性が全然違ってしまってますが(あのときはまだ、必ず入る筈という時期だった)…フランスの大統領選が山とかいう噂だけど、EU憲法を救わないと確かにEUが崩壊しちゃう。しかしEUにイスラム圏が入れるとは私も思わない(どこの国もキリスト教政党ばっかりだもの…。社会主義政党が政権取ってるところはいま少ない)
    そんなトルコ。3月まで憶えていたら見に行こうっと。

    アタゴオルは猫の森

    • 2006.10.28 Saturday
    • 19:19
    ますむらひろしのアタゴオルの映画見てきました。
    思ってたよりよかった…かな。
    音楽と脚本がもう少し繊細に頑張っていたら素晴らしかったんですが。映像はとても良かったです。アタゴオルの風景がとても自然で。キャラクター造形もよかった。色彩や動きも含めてよかったです。猫の毛の表現にこだわっただけのことはある。ヒデヨシのしっぽが細めなのだけが気になったけど。
    ギルバルスがかっこいいよ。
    あと思ったよりテンプラ君が出てて嬉しかった。テンプラは一応副主人公だよな。ツキミ姫が出るまではそうだった。ギルバルスが強いのであれだけど、ツキミ姫だってテンプラ君よりはなんぼか強い。キャラクターはクレイアニメっぽい造形で、フレームも人間ぽくなくて、よかったです。音楽がもう少し良ければなあ…。本職の人に頼めばよかったと思うんですよ。石井竜也じゃなくて。ていうか原作通りビートルズじゃだめなのか。
    ツキミ姫の声は違和感あったな。ツキミ姫は喋り方が男っぽいからもっと低い声のイメージが。ヒデヨシももっとダミ声がよかった。
    65点くらい。一応及第点です。微妙ではあるけど、悪くはなかった。全体的に映像がきれいで。なんかこの映像で、もっとストーリーが薄いやつで、アタゴオルの日常でテレビシリーズとかにならないかなあ。毎回毎回まったり遺跡掘ったりヒデヨシが大食いしたりするだけの世界で。

    帰りにタワレコ寄って、ふと思い出して細野晴臣の銀河鉄道の夜のサントラ買ってきた。カセットテープしか持ってなかったんだよ。小学生の時分にこういう音楽に浸ってたのは、その後の裏街道な音楽人生と比較すると悲しいほど正しくて泣ける。昔は正しい音楽ばかり聞いていたのにどこで間違ったのか。
    それで、やっぱりあの映画すばらしかったなあ。DVDとか買おうかしら。日本のアニメの最高峰。あの表現のレベルに到達している作品は漫画や小説ですら少ない。主題の賛否とかそういう事は置いておいて、表現が。よくNHKでやるからその度見ますが、たしかに子供に見せたい作品だ。あのニュートラルさがいい。表情のわからない猫といい、唐突さあふれる描写といい。意味とか考えなくてもいつの間にか納得している。原作にデザインと音楽が力を与えた希有な例。もうあんな作品は作られないことうけあいなので余計に貴重に思える。

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